千駄ヶ谷日本語学校の教育
教え方の特徴

基本的な考え方は、日本語を習う側に立って分析、整理して教えるということです。
1.翻訳を使わないで教える
表現したい「もの」や「こと」を、はじめから日本語で考えられるよう、習慣づけることが大切だからです。翻訳を使わなくてもわかるように、教師は絵やジェスチャーを使ったり、学習者が理解できる日本語を使ったりして新しい言葉を教えます。
2.ルール化して教える
動詞や形容詞の形の変化などはルールとして覚えると、効率よく覚えられるからです。
3.類似表現は分散させて教える
特に初級では、似ている言葉を同時に覚えようとすると、混乱するからです。
4.学習者が覚えられる情報量に絞って教える
一度にたくさんの情報を与えられても、覚えられないからです。
5.どの教師が教えても、基本の考え方が変わらないようにする
クラスで複数の教師に教わったり、教師が途中で交代したりしても、基本の考え方が同じだと混乱しないからです。教師は当校の日本語教師養成講座を優秀な成績で修了しています。
※学習者の背景やニーズによっては、翻訳付きのテキストを使用したり、自宅学習用に翻訳を使った語彙リストを配布したりすることがあります。
オリジナル教材
<日本語テキスト>

『コミュニケーション日本語』1・2・3
コミュニケーションを重視した初級・初中級用教科書。様々な場面における本文会話、文、会話に使われる文型の例文とその練習問題で1課が構成されていて、初中級までに必要な文型が自然に積み上がるように工夫されています。
<ワークブック>
『コミュニケーション日本語ワークブック』1・2・3
テキストに出てきた学習項目を復習するための問題集。テキストの課ごとに要点が把握できるような問題で構成されています。
<文字練習帳>
『コミュニケーション日本語漢字練習帳』1・2・3(当校オリジナル)
テキストに出てきた漢字の書き順、読み、単語をまとめた練習帳。1冊目には、ひらがな、カタカナの練習ページも含まれています。
<CD>
『コミュニケーション日本語 CD』1・2・3(当校オリジナル)
テキストに対応したCD。 聴解力を高めるのに役立ちます。
<ビジネス日本語テキスト>
『中上級ビジネス日本語(IT編)』(当校オリジナル)
中級から上級の学習者向け。日本語を母語としないビジネス関係者が、周囲の日本人スタッフなどと円滑なコミュニケーションを図れるよう導くことを目的としています。
その他
- 『楽しく聞こう』1・2
- 『毎日の聞き取り』初級上・下
- 『わくわく文法リスニング』
- 『中級を学ぼう』中級前期・中期
- 『毎日の聞き取り中級』上・下
- 日本留学試験対策教材
- 日本語能力試験N1・N2対策教材
- 新聞・雑誌・ラジオ・テレビ・映画・小説・詩・俳句・絵本等生教材 など
- 中級以上のレベルでは、そのクラスに合わせて最も効果的な教材を使用します。
- 初中級までのレベルであっても、特別コースや個人授業では学習者のニーズに合わせて、最も効果的な教材を使用します。
- 各レベル、副教材として様々な教材を使用します。
- その他、オリジナル教材として『日本語能力試験模擬テスト N1・N2』もあります。
教職員紹介
千駄ヶ谷日本語教育研究所グループ・千駄ヶ谷日本語学校には約180名の教職員がいます。教職員の中には中国、台湾、ベトナム、タイ、エジプト出身者などがいますので、皆さんが日本語では伝えられない質問や問題を抱えているときも、安心して相談してください。私たち教職員は、皆さんが楽しく日本語を勉強できるよう、精一杯皆さんのサポートをしていきます。
奨学金
学内、学外の奨学金制度があります。
このほか、各国の留学生支援組織による奨学金があるので、日本に来る前に調べておくことをお勧めします。
学内奨学金 | |
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支給機関 | 千駄ヶ谷日本語学校 |
条件 | ・出席良好、および成績優秀者 (校内実力テスト、日能試、日留試高得点者) ・入学後6ヶ月以上経過し、日本での進学を目的としている者 |
選抜方法 | 校内選抜 |
支給金額 | 5万円~15万円 |
選抜時期 | 年2回(1月・8月) |
留学生受入れ促進プログラム | |
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支給機関 | JASSO |
条件 | ・出席良好、および成績優秀者 (校内実力テスト、日能試、日留試高得点者) ・入学後6ヶ月以上経過し、日本での進学を目的としている者 |
選抜方法 | 作文及び面接(校内選抜による)・学校長の推薦 |
支給金額 | 48,000円/月 |
募集時期 | 4月ごろ・追加枠がある場合、随時 |
高山奨学金 | |
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支給機関 | 公益財団法人高山国際教育財団 |
条件 | ・出席良好、および成績優秀者 (校内実力テスト、日能試、日留試高得点者) ・入学後6ヶ月以上経過し、日本での進学を目的としている者 |
選抜方法 | 作文及び面接(校内選抜による)・学校長の推薦 |
支給金額 | 60,000円/月 |
募集時期 | 12月ごろ |
一般財団法人共立国際交流奨学財団奨学金 | |
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支給機関 | 一般財団法人共立国際交流奨学財団 |
条件 | ・出席良好、および成績優秀者 (校内実力テスト、日能試、日留試高得点者) ・入学後6ヶ月以上経過し、日本での進学を目的としている者 |
選抜方法 | 作文及び面接(校内選抜による)・学校長の推薦 |
支給金額 | 60,000円/月 |
募集時期 | 11月~1月ごろ |